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尋常性白斑

尋常性白斑は皮膚のメラノサイト(色素細胞)が何らかの原因で減少または消失する後天的に発症する皮膚病です。メラノサイト(色素細胞)は紫外線から皮膚を守るためにメラニン色素を産生していますが、その減少、消失により皮膚の色が白く抜けていきます。
発症は子供から高齢者までの幅広い年齢層に発症します。
白斑の原因は、酸化ストレスによるメラニン産生障害、自己免疫や薬剤、化学物質によるメラノサイトの障害などが考えられています。

尋常性白斑の治療

日本皮膚科学会では次のような治療を推奨しています。

治療薬・治療法 推奨度 推奨文
ステロイド外用療 A-B 尋常性白斑の治療にステロイド外用は有効である。
活性型ビタミンD3外用薬 C1-C2 尋常性白斑に対してビタミンD3外用薬を単独では効果が弱く、PUVAやNBUVB療法と併用することは行うことを考慮しても良い。
タクロリムス軟膏 B 治療効果が高い可能性はあるが、長期安全性は不明であり、3~4カ月を目処に効果判定を行う。
ナローバンドUVB照射療法 B 成人の尋常性白斑の患者に対する治療としてNB-UVBはPUVAよりも治療効果に優れ、保険適応もあり、紫外線療法の中で第1選択としてよい。
ステロイド内服 C1 進行性の尋常性白斑に対して行ってもよい。

以前はステロイドの外用剤やPUVA療法が治療の主体でしたが、最近では日本皮膚科学会でもナローバンドUVB照射療法を推奨しています。
当院でもナローバンドUVB照射療法を行うことをお勧めしています。ナローバンドUVBは、治療に最も効果的な波長をもつ紫外線を使用する光線療法です。
ナローバンドUVB照射療法は非常に治療効果が高く、ステロイド外用、タクロリムス外用などと比較して副作用の少ない治療法で、保険適応になっています。
週に1-3回程度の照射を6か月間、または合計60回程度照射するのが一般的です。
場合によりこの光線療法に外用剤や内服を組み合わせて、患者さんに最も適した治療法を選択していきます。

ナローバンドUVB照射治療の詳細はこちら。