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中波紫外線療法 ナローバンドUVB(NB-UVB)
ナローバンドUVBとは

乾癬白斑アトピー性皮膚炎などに有効な新しい紫外線療法です。
これまで日本においては、外用療法にて効果の乏しい乾癬などの症例に対して、中波長紫外線(UVB)療法やソラレンと長波長紫外線(UVA)を用いたPUVA療法が行われてきました。
それに対してナローバンドUVB(NB-UVB)は中波長紫外線領域に含まれる非常に幅の狭い波長域(311±2nm)を持った紫外線で、1990年代より海外において普及し始め、現在では尋常性乾癬を初めとして、アトピー性皮膚炎尋常性白斑円形脱毛症掌蹠膿疱症、多形日光疹、菌状息肉症の治療に保険適応で用いられています。薬をつけたり、飲んだりする手間がなく、照射時間が短く簡便で、しかもPUVA療法に匹敵する効果があるため、本邦でも急速に普及しています。安全性が高く、小児や妊婦にも使用可能であり、従来の治療法にナローバンドUVBを組み合わせる事によって内服やステロイド外用の量を減らすことが期待できます。

適応疾患

尋常性乾癬

掌蹠膿疱症

尋常性白斑

類乾癬

アトピー性皮膚炎

などに保険適応です。

結節性痒疹

円形脱毛症

手湿疹、進行性指掌角化症


などへの有効性も報告されています。

治療方法

1週間に2~3回、症状が改善されて来れば2週間に1回程度照射します。
照射時間は通常は1~3分程度です。
初回は短時間照射から開始し、症状を見ながら照射時間を延ばします。
照射時間は個々の患者様の皮膚の状態や肌の紫外線吸収能によって異なります。
専門医とご相談のうえ決めさせていただきます。

この治療を受けられない方

光線過敏症のある方

皮膚悪性腫瘍の合併・既往のある方

免疫抑制剤内服または外用中の方

副作用

ナローバンドUVBの副作用としては、皮膚の赤み、色素沈着(日焼け)、ほてり感、ヤケドなどがありますが、PUVA治療などの他の紫外線療法より起こしにくいと考えられています。
※照射中には紫外線障害を防ぐ目的で紫外線カットゴーグルを着用します。