HOME -> 診療科目 -> 乾癬(かんせん)

乾癬(かんせん)

銀白色の鱗屑(フケのような垢)をともない境界明瞭な盛り上がった紅斑が全身に出ます(尋常性乾癬と呼びます)。大きさ、数、形は様々で、発疹が癒合して大きな病変を作ることもあります。できやすい部位は慢性の機械的な刺激を受けやすい頭部、肘・膝、臀部、下腿伸側などです。青壮年期に発症することが多く、多発しますが、通常、内臓を侵すことはありません。かゆみは約50%の患者さんにみられます。爪の変形や関節炎を伴うこともあります(関節症性乾癬)。まれに発疹が全身におよぶこともあります(乾癬性紅皮症)。一見すると激しい皮膚症状に見えますが、人に移すことは100%ありません。
原因はまだ完全にはわかっていませんが、乾癬になりやすい遺伝的素因があることは解っています。遺伝的素因に様々な環境因子(不規則な生活や食事、ストレス、肥満、感染症、特殊な薬剤など)が加わると発症すると言われています。

乾癬の治療法

乾癬は慢性で軽快と悪化を繰り返すので、根気強い治療が必要です。治療には主に外用剤、内服薬、光線(紫外線)療法があります。外用薬はステロイド外用薬、ビタミンD3外用薬(ドボネックス)が主に使われます。内服薬としては、レチノイド(ビタミンA)、シクロスポリンなどの免疫抑制剤が主なものです。これに光線(紫外線)療法を加えた3つ(外用療法、内服療法、光線療法)が基本的な治療法です。
光線(紫外線)療法にはいろいろな種類がありますが、波長が311 nm付近の極めて狭い範囲の紫外線が乾癬に有効であることが示されています。これがナローバンドUVBといわれるもので、薬をつけたり、飲んだりする手間がなく、簡便で、照射時間が短く、しかもこれまで行われていたPUVA療法に匹敵する効果があります。さらに外用剤の量を減らすこともできるようになります。
当院では乾癬の患者様にはナローバンドUVB療法をお勧めしています。通常週に2-3回の頻度で照射を行います。治療は保険適応となっています。

ナローバンドUVB照射治療の詳細はこちら。