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アトピー性皮膚炎

よくなったり、悪くなったりをくり返しながら長期間続く皮膚炎で、症状は痒みのある湿疹が中心です。特に乾燥する時期や夏場には悪化することがあります。原因には体質的なものと環境的なものとが絡んでいると考えられています。
アトピー性皮膚炎は、完治することが非常に難しい疾患で、医師と相談しながら、根気強く治療を継続することが大切です。

アトピー性皮膚炎の原因として

アトピー素因、アレルギー体質
(生まれつきアレルギー反応を起こしやすい体質のこと)

敏感肌、ドライスキン、皮膚過敏性
(外部からの刺激に対する防御機能が弱い皮膚の状態で皮膚のバリア機能が低下している状態)

精神的なストレス

生活習慣の乱れ、食生活の極端な偏り

環境因子、汗やダニ、洗剤などの刺激物質、食物などのアレルゲン、気候の変化

などが、挙げられます。
これらの要素が絡み合い、症状を悪化させています。

アトピー性皮膚炎の診断と治療は?

「かゆみがある」「特徴的な皮膚症状と分布」症状が慢性・反復性に経過する」の3つを満たすものを、症状の軽重を問わずアトピー性皮膚炎と診断します。
当院ではアレルギーの採血検査(特異的IgE抗体検査、非特異的IgE抗体検査)も行っています。また最近ではアトピー性皮膚炎の状態を敏感に反映するTARC(血液検査)という項目が注目されており、治療経過を追っていく上でひとつの客観的指標になります。
TARCの値を知ることによって患者様やそのご家族様が病状を把握し、より積極的に治療に取り組むことができるようになると考えています。

アトピー性皮膚炎の重症度 *判定の目安
血清TARC値 アトピー性皮膚炎の
重症度の目安
成人 700pg/mL未満 軽症
700pg/mL以上 中等症以上
小児
(2歳以上)
760pg/mL未満 軽症
760pg/mL以上 中等症以上

治療は症状に応じた薬やスキンケアで皮膚の炎症(湿疹)やかゆみをコントロールするのが目標です。
炎症を抑えるためにはステロイド外用薬や免疫抑制外用薬(プロトピック軟膏)を用い、かゆみを抑えるためには抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬を内服し、また乾燥のスキンケア対策としては保湿薬を外用します。
薬以外でも生活習慣の改善なども大切です。
当院では、ナローバンドUVBも設置しております。ナローバンドUVBは中波長の紫外線を当てる治療法でアトピー性皮膚炎に保険適応となっています。
ステロイド外用剤に抵抗のある方、外用剤の治療でも治りの悪い方はご相談ください。

アトピー性皮膚炎の治療は患者様一人一人の経過や部位、重症度などを総合的な判断が必要ですので、皮膚科専門医を受診しご相談下さい。